こんにちは。家咲の古田です。
先日開催した完成見学会では、たくさんの方にご来場いただき、本当にありがとうございました。当日は、予想以上に多くのご家族にお越しいただき、スタッフ一同、大変嬉しく思っております。
見学会場では、皆様から様々なご質問をお受けしました。
「キッチンの通路幅はどれくらいが使いやすいですか?」「外壁のメンテナンス費用って実際どのくらいかかるんですか?」といった具体的なものから、「契約後の対応が心配で…」という率直な不安まで、本当に多岐にわたるお声をいただきました。
その中で特に印象的だったのは、多くの方が共通して悩まれているテーマがいくつもあったことです。
「実際に建てた人はどう考えているのか」
「プロの視点ではどう判断するのか」
「根拠となるデータはあるのか」といった声も多く聞かれ、皆様が真剣に家づくりに向き合っておられる姿が印象に残りました。
見学会という限られた時間の中では、すべてのご質問に十分お答えできなかった部分もあったかもしれません。また、「その場では聞きそびれてしまった」「帰ってから気になることが出てきた」という方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、見学会でいただいたご質問の中から、特に多くの方が関心を持たれていたテーマを7つ選び、根拠となる情報や私たちの考え方とともに、改めて丁寧にお答えしていきたいと思います。

この記事でお伝えすること
・キッチン通路幅の適切な寸法と判断基準
・外壁材ごとの長期メンテナンス費用の違い
・コンセント計画で後悔しないための配置の考え方
・契約後の対応を見極めるチェックポイント
・冷蔵庫配置が家事効率に与える影響
・広い土地の固定資産税軽減措置の実態
・新築と中古を比較する際の5つの判断軸
「狭すぎて後悔」を防ぐ、キッチン通路幅の正解とは?
使いやすさを左右する「通路幅」の基本
キッチンとカップボードの間の距離は、毎日の家事効率に直結します。狭すぎると動きにくく、広すぎると無駄な動きが増えてしまいます。
一般的に推奨される通路幅は、90cm〜120cmです。ただし、これはあくまで目安であり、体格や使い方によって最適な距離は変わります。
| 通路幅 | 使い勝手 | 向いている人 |
| 80〜90cm | 一人作業中心なら問題ない | コンパクトなキッチンを希望する方 |
| 90〜100cm | 標準的で使いやすい | 一般的な体格の方 |
| 100〜120cm | 二人で作業しても余裕がある | 夫婦や親子で並んで料理をする方 |

実際の生活シーンで考える
たとえば、冷蔵庫から食材を取り出して振り返り、キッチンの天板に置く動作を想像してみてください。この一連の動きが自然にできる距離かどうかが重要です。
建築学会の研究では、キッチン通路幅90〜120cmが作業効率と安全性を両立する範囲とされています。家咲では、お客様の体格や使用頻度を確認しながら、この範囲内で最適な寸法をご提案しています。
近頃は、キッチンを家の中心に据えた間取りが人気です。家族とのコミュニケーションを大切にしながら、効率よく家事を進められる空間づくりをお手伝いしています。

外壁選びの分かれ道―初期費用と30年後の総コストを比較
サイディング、塗り壁、タイルの特徴
外壁選びは、見た目の印象だけでなく、メンテナンスコストや耐久性にも大きく影響します。
■サイディング(窯業系・金属系)
日本の住宅で最も普及している外壁材です。工場生産のため品質が安定しており、デザインのバリエーションも豊富です。初期費用を抑えやすく、施工期間も比較的短いのが特徴です。
ただし、継ぎ目のシーリング材は紫外線や雨風で劣化するため、一般的に10〜15年ごとのメンテナンスが推奨されています。

■塗り壁(左官仕上げ)
職人が手作業で仕上げるため、温かみのある風合いと自由なデザインが魅力です。継ぎ目がないため、シーリングのメンテナンスが不要である点も大きなメリットです。
一方で、施工に時間がかかり、職人の技術によって仕上がりに差が出ることもあります。また、素材によってはひび割れが発生しやすいため、下地処理や素材選びが重要です。

■タイル
耐久性が高く、汚れにも強いため、長期的なメンテナンスコストを抑えやすい外壁材です。高級感があり、経年劣化による色あせもほとんどありません。
ただし、初期費用は他の外壁材と比べて高くなります。また、施工には専門の技術が必要で、工期も長めです。

どう選ぶべきか
外壁選びで大切なのは、初期費用だけでなく、「30年後までの総コスト」を見据えることです。たとえば、サイディングは初期費用が安くても、シーリングや塗装の定期的なメンテナンスを考えると、長期的には塗り壁やタイルと同程度、あるいはそれ以上の費用がかかることもあります。
家咲では、防府市や宇部市など、海に近いエリアのお客様には、塩害に強い素材をご提案することもあります。立地や予算、将来のメンテナンス計画を総合的に考え、最適な外壁材を一緒に選んでいきます。
「足りない」が最多の後悔。失敗しないコンセント計画の基本
部屋ごとの配置目安
コンセントが足りないという声は、新築後に最も多く聞かれる不満の一つです。一方で、むやみに増やしすぎると費用がかさみ、見た目もすっきりしません。
リビング・ダイニングであれば、テレビ周辺、ソファ周辺、ダイニングテーブル付近など、生活シーンごとに2〜3口ずつ配置するのが基本です。キッチンでは、調理家電が集中するため、カウンター上に4〜6口、冷蔵庫専用に1口が目安となります。
寝室では、ベッド脇に充電用として2口ずつ、さらにエアコンや加湿器用に別途確保しておくと安心です。

高さと位置も重要
床から20~25cm程度の通常コンセントだけでなく、カウンター上など作業しやすい高さに配置することで、使い勝手は大きく変わります。掃除機をかける動線上にも、コンセントがあると便利です。
コンセント計画は、日常の使い勝手を大きく左右します。家咲では、お客様の暮らし方を丁寧にヒアリングし、家具の配置や家電の使用頻度まで想定しながらご提案しています。

契約後に態度が変わる会社を見極める3つのチェック項目
「契約前と態度が変わった」という不安
完成見学会では、「契約後に連絡が取りにくくなったらどうしよう」「打合せが雑になったりしませんか?」といった不安の声もいただきました。これは、家づくりを進める上で非常に大切な視点です。
信頼できる会社を見極めるポイント
契約後の対応を事前に見極めるには、いくつかの確認項目があります。
まず、打合せの記録がきちんと残されているかどうかです。口頭での約束だけでなく、議事録や図面への書き込み、メールやLINEでの記録があれば、認識のズレを防ぐことができます。
次に、現場の進捗報告がどのように行われるかです。写真付きの報告書や、定期的な現場立ち会いの機会があるかを確認しましょう。家咲では、施工中の現場写真を「現場検査報告書」として記録し、お客様にもお渡ししています。
そして、アフターメンテナンスの体制です。引渡し後の点検スケジュールや、トラブル時の連絡先が明確になっているかどうかも、重要な判断基準です。

家咲の考え方
家咲では、契約前も契約後も、変わらない姿勢でお客様に向き合うことを大切にしています。専任担当制を採用しており、設計から現場、アフターメンテナンスまで一貫してサポートする体制を整えています。LINEや電話での相談も随時受け付けており、小さな疑問や不安にもすぐに対応できる距離感を保っています。
冷蔵庫の位置で家事効率が変わる―3つの配置パターン徹底比較
動線の「起点」としての冷蔵庫
冷蔵庫は、キッチンの中で最も使用頻度が高い設備の一つです。その配置は、家事効率だけでなく、家族のコミュニケーションにも影響を与えます。
冷蔵庫の配置には、大きく分けて3つのパターンがあります。
一つ目は、「キッチンの端に配置するパターン」です。動線の起点となり、買い物から帰ってきたときにすぐ食材をしまえるメリットがあります。ただし、調理中に何度も往復すると距離が気になることもあります。
二つ目は、「キッチンとダイニングの間に配置するパターン」です。家族が飲み物を取りに来やすく、調理中の動線も短くなります。一方で、来客時に冷蔵庫が目立ちやすいというデメリットもあります。
三つ目は、「パントリー内や隣接スペースに配置するパターン」です。生活感を隠しやすく、すっきりとした空間を保てます。ただし、調理中の動線が長くなる可能性があるため、間取り全体のバランスを考える必要があります。

今お使いの冷蔵庫を持っていく場合の注意点
新築時に、今使っている冷蔵庫をそのまま持っていく予定の方も多くいらっしゃいます。その際、意外と見落としがちなのが「扉の開く方向」です。
冷蔵庫の扉は、右開き、左開き、観音開き(両開き)、フレンチドア(上下2段)など、メーカーやモデルによって様々なタイプがあります。配置する壁の位置によっては、扉が開きにくくなったり、開けたときに通路を塞いでしまったりすることがあります。
たとえば、右開きの冷蔵庫を右側の壁際に配置すると、扉を大きく開けないと中の物が取り出しにくくなります。逆に、左側の壁際に配置すれば、扉を少し開けるだけで奥まで手が届きやすくなります。
また、冷蔵庫のサイズも重要です。
幅だけでなく、奥行きや高さ、放熱スペース(背面・側面に必要な隙間)も考慮する必要があります。特に、大型の冷蔵庫を予定している場合は、搬入経路(玄関や廊下の幅、曲がり角)も事前に確認しておくことをお勧めします。
家咲では、間取り打合せの際に、お客様が現在お使いの冷蔵庫のサイズや開き方向を確認させていただき、最適な配置をご提案しています。図面上だけでなく、実際の使い勝手まで想定しながら計画を進めることが大切です。

お客様の暮らし方で決める
冷蔵庫の位置に正解はありません。共働きで買い物の頻度が高いご家庭なら、玄関からキッチンへの動線上に配置する方が便利です。子どもが自分で飲み物を取れるようにしたいなら、ダイニング側からアクセスしやすい位置が良いでしょう。
家咲では、山口市や美祢市など、それぞれの地域の生活リズムや家族構成に合わせて、最適な配置をご提案しています。
広い土地=税金高い、は本当?軽減措置で変わる実際の負担額
広い土地と固定資産税の関係
「広い土地は固定資産税が高くなる」と心配される方も多いのですが、実際には土地の評価額や特例措置によって、負担額は大きく変わります。
固定資産税の仕組み
固定資産税は、土地の「固定資産税評価額」に税率(標準1.4%)をかけて算出されます。評価額は、路線価や地目、利用状況などをもとに、市町村が決定します。
住宅用地には、大きな軽減措置があります。200平方メートル(約60坪)までの部分は評価額が6分の1に、200平方メートルを超える部分も3分の1に減額されます。この特例があるため、住宅を建てる前提であれば、広い土地でも税負担は思ったほど重くないケースが多いのです。

維持費も含めて考える
ただし、固定資産税以外にも、草刈りや外構メンテナンスなどの維持費がかかります。広い土地を持つことで得られるゆとりと、維持にかかる手間やコストを天秤にかけ、ご家族にとって無理のない広さを選ぶことが大切です。
家咲では、萩市など自然豊かなエリアで広めの土地を検討される方にも、長期的な視点でアドバイスをさせていただいています。
新築か中古か迷ったら―5つの判断軸で整理する選択基準
それぞれのメリット・デメリット
新築と中古、どちらを選ぶかは、予算や優先順位、将来の計画によって変わります。
新築住宅のメリット
自由に間取りを決められること、最新の住宅性能を取り入れられること、長期優良住宅やZEH住宅として補助金を活用できることなどが挙げられます。また、瑕疵担保責任保険や地盤保証など、引き渡し後の保証も充実しています。
新築住宅では、耐震性や省エネ性能が明確に示されるため、安心して選ぶことができます。
中古住宅のメリット
購入費用を抑えやすいこと、立地条件の良い物件を見つけやすいこと、実際の建物を見て判断できることなどです。リフォームを前提に購入すれば、自分好みにカスタマイズすることも可能です。

判断のポイント
迷ったときには、以下の視点で整理してみてください。
・初期費用と将来のメンテナンスコストを合わせた総額で比較する
・住宅性能(断熱・気密・耐震)を重視するかどうか
・住み始めるまでの期間に余裕があるか
・住宅ローン控除や補助金の対象になるか
・家族のライフスタイルに合った間取りが実現できるか
家咲では、新築だけでなく、中古住宅の購入やリフォームに関するご相談も承っています。お客様の状況に合わせて、最適な選択肢をご提案いたします。
「まとめ」完成見学会でのご質問から見えてきた、家づくりの判断基準
家づくりでは、細かな仕様や配置の一つひとつに、暮らしやすさを左右する意味があります。今回ご紹介したご質問は、どれも「住んでからの快適さ」に直結するものばかりです。
・キッチン動線や冷蔵庫配置は、家族の使い方を具体的に想像して決める
・外壁やコンセントは、初期費用だけでなく将来のメンテナンスも含めて考える
・契約後の対応や保証体制は、事前に確認しておくことで不安を減らせる
疑問点は専門家に相談しながら整理することをお勧めします。
家咲では、こうした疑問や不安を一つひとつ丁寧にお聞きし、公的なデータや実績をもとに、納得いただける形でお答えしています。完成見学会や家づくり勉強会、個別相談など、お客様の状況に合わせた場をご用意していますので、どうぞお気軽にご参加ください。

長く快適に住み続けるためには、建てた後のケアも欠かせません。だからこそ家咲では、何かあった時にすぐ駆けつけられる距離感を大切にしています。具体的には、山口市を中心に、防府市、宇部市、美祢市、萩市などを主な施工エリアとし、事務所から車で1時間圏内を商圏として定めております。これもすべて、迅速な対応で暮らしを守り、「建てて終わり」ではない、住まいの成長を見守るパートナーでありたいと願っているからです。
<上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください>