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【7割の現場で不具合?】
完成後は二度と見えない「建築現場」を、今すぐ自分の目で確認すべき理由!

【7割の現場で不具合?】
完成後は二度と見えない「建築現場」を、今すぐ自分の目で確認すべき理由!

こんにちは。家咲の古田です。

家づくりを考え始めると、まずは最新の設備が並ぶモデルハウスへ足を運ぶ方が多いかと思います。しかし、私たち現場に携わる人間から見ると、モデルハウスはあくまで「お化粧をした後の晴れ姿」にすぎません。

本当にその会社が信頼に値するかどうかは、完成してからでは絶対に見ることができない、建築中の現場にこそ全てが隠されています。

一生に一度の大切な住まいだからこそ、表面的な美しさだけでなく、その根底にある品質を確かな目で見極めたい。そんなご夫婦の切実な想いに応えるために、今回はプロの視点から現場見学の本当の価値をお伝えします。

注文住宅の建築現場を外から見上げ、指を差しながら確認する施主夫婦の後ろ姿

この記事でわかること

・完成後の見た目では判断できない家の本質とは
・現場の清掃状況が建物の寿命に大きく関わる理由
・瑕疵保険の検査とは別で行う第三者検査の重要性
・耐震等級3を支える強固な構造を見極めるポイント
・最新の統計から見る住宅トラブルのリアルな現状

データが語る、現代の家づくりに潜む「見えないリスク」

「せっかくの新築なのだから、不具合なんてあるはずがない」と思いたいところですが、公的なデータを見ると、現代の家づくりには決して無視できないリスクが潜んでいることがわかります。

住宅相談の専門窓口「住まいるダイヤル(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)」が公表した統計によると、2024年度の新規相談件数は、高止まりの状況にあり、年間で3万件を優に超えています。その相談内容の多くが、住宅の不具合に関するトラブルです。

さらに深刻なのは、民間の専門検査機関などの調査結果です。

近年の新築戸建て住宅において、建築中の検査で何らかの指摘や不具合が見つかる割合は、実に約7割から8割に達しているという報告もあります。特に断熱の欠損や構造金物の取り付け不備といった、完成後には見えなくなる部分での「人為的なミス」が課題となっています。

山口市をはじめとするこの地域で、皆様が安心して新生活を始めるためには、こうした「数字」を他人事とせず、自身の目で施工の裏側を確認することがいかに大切かをご理解いただけるはずです。

ノートパソコンの画面を深刻な表情で覗き込み、建築現場の状況を相談する若い夫婦

なぜモデルハウスだけでは「家の実力」が分からないのか

モデルハウスは、住宅会社が最高の技術とデザインを詰め込んだ、いわば「理想の展示品」です。

もちろん、その会社が提案する暮らしのイメージを掴むには最適な場所ですが、実際に皆様が建てる家が同じ品質で作られているかどうかを判断するには、少し材料が足りません。

住宅会社の本当の実力は、完成後には壁の中に隠れてしまう構造材の組み方や、断熱材の丁寧な充填具合にこそ宿ります。モデルハウスの華やかさに目を奪われる前に、まずはその会社が「普段、どのような姿勢で現場に向き合っているのか」を、建築中の「日常の現場」で確認することが、後悔しない家づくりの第一歩となるのです。

住宅の天井と壁に隙間なく吹き付けられた断熱材(発泡ウレタン)の施工様子

現場の「整理整頓」が施工品質を左右する理由

建築現場を訪れた際、まず真っ先に見ていただきたいのが、敷地内の清掃状況です。単に「きれいなほうが気持ちいい」という精神論ではなく、整理整頓の徹底には、品質を高く保つための合理的な理由があります。

第一に、整理された現場では「ミスの早期発見」が容易になります。道具や材料が乱雑に置かれた現場では、設計図通りの施工ができているかを確認する妨げになり、小さな不備を見落とす原因となります。反対に、清掃が行き届いていれば、わずかな違和感にも現場監督や職人がすぐに気づくことができるのです。

第二に、大切なお客様の資産である「材料の保護」です。家咲で使用している木材や断熱材などの資材が、雨風や汚れから守られるよう適切に養生されているか。こうした細部への配慮の積み重ねが、最終的に「UA値0.46以下」や「C値0.5以下」といった高い性能を確実に実現するための土台となります。

柱や梁が組み上がり、石膏ボードを貼る前の木造住宅の内部構造と建築現場の様子

法定検査を超えた「第三者検査」がもたらす安心の仕組み

住宅トラブルの統計(2024年度版)によると、新築住宅の不具合事象で多いのは「ひび割れ」や「雨漏り」ですが、これらは施工中のチェックが不十分なために起こるものです。

家咲では、法律で義務付けられている二回程度の「瑕疵保険の検査」だけで満足することはありません。この瑕疵保険の検査は最低限の基準を守るための「義務の検査」ですが、家咲ではそれとは別に、株式会社家守りという独立した第三者機関による厳格な品質検査を導入しています。

専門の検査員が、防水処理や断熱材の施工状況など、完成後には確認できなくなる工程を一つひとつ客観的な視点で厳しくチェックします。検査結果はすべて写真付きの「現場検査報告書」として詳細に記録され、お客様にも共有されます。自分たちの仕事をあえて外部の厳しい目に晒す。

この仕組みこそが、ヒューマンエラーを防ぎ、どの現場でも高い品質を担保するための家咲の姿勢です。

ヘルメットを着用し、屋根の上でガルバリウム鋼板の施工状況を記録・点検する技術者

現場で確認すべき検査体制の比較表

項目瑕疵保険等の法定検査家咲の第三者検査(家守り)
主な目的法的な最低基準の遵守確認施工品質の向上と客観的な証明
検査回数一般的に2回程度自社基準6回〜最大10回
検査内容構造等の重大な欠陥の有無施工基準書に基づく詳細な施工確認
透明性判定のみが主写真付き報告書で工程を可視化

壁の中に隠れる「家の命」を建築中に確認する

家が完成して壁紙が貼られてしまうと、その中がどうなっているかを肉眼で確認することは二度とできません。公的機関への相談事例でも「住んでから雨漏りがした」「冬に思っていたより寒い(性能不足)」といった声が寄せられていますが、これらはすべて「壁の中」の不備が原因です。

建築中の現場では、家咲が全棟でお約束している「耐震等級3(許容応力度計算)」を支える、強固な金物や柱の配置を直接見ることができます。また、断熱材「アクアフォーム」が隅々まで充填されている様子も、この時期だからこそ納得できるポイントです。

性能を数値だけで語るのではなく、その数値がどのような丁寧な仕事によって生み出されているのか。現場で実物を確認することは、最新のトラブル事例を回避し、これから何十年と住み続ける我が家に対する「何よりの信頼」に繋がります。

木造住宅の接合部を補強する建築金物(羽子板ボルトやホールダウン金物)が施工された建築現場

信頼できる「現場の空気感」を見抜くための視点

実際に現場を訪れた際、難しい専門知識がなくても「良い現場」かどうかを感じ取れるポイントがあります。それは、現場に流れる空気感です。

まず、現場に入った際、職人が気持ちよく挨拶をしてくれるかどうか。挨拶ができる現場は、職人同士、あるいは住宅会社と職人のコミュニケーションが円滑である証拠です。統計データが示す「施工不良」の多くは、実はコミュニケーション不足によるヒューマンエラーが原因であることも少なくありません。

また、現場監督が特定の職人の経験則だけに頼らず、共通の「施工基準書」に基づいて管理を行っているかどうかも重要です。家咲では、担当者の感覚に依存しない厳格なチェックリストを策定しています。こうした「仕組み」で品質を守っている会社は、いつ、どの現場を見ても安定した施工が行われているものです。

建築現場の打ち合わせスペースで、模型や資料を囲み笑顔で話し合うスタッフ

結論として、現場を知ることが「後悔しない家づくり」の鍵です

山口市や防府市で理想の住まいを叶えたいとお考えなら、モデルハウスで夢を描くと同時に、ぜひ一度「建築中の現場」に触れてみてください。年間3万件を超える住宅相談の多くが「完成後」に発生していることを考えると、建てる前に中身を確認しておく重要性がお分かりいただけるはずです。

自分の目で見て、納得する。このプロセスを経ることで、漠然とした不安が確かな安心へと変わります。家咲は、一棟一棟の現場管理に責任を持ち、常に誰に見られても恥ずかしくない現場づくりを徹底しています。

家づくりは、人生における大きなプロジェクトです。プロの仕事ぶりを直接確かめられる場を持つことが、納得感のある住まいへの近道となります。

「家咲 IESAKU」のブランドロゴが掲げられた建築現場の足場と飛散防止ネット

【結論】建築現場こそが住宅会社の誠実さを映し出す鏡

建築中の現場を見学することは、最新の統計でも課題とされている「性能不足」や「雨漏り」などの不具合を未然に防ぎ、住宅会社の管理体制を自分自身の目で確認する唯一の手段です。華やかな展示場だけでなく、ありのままの現場を知ることが、信頼できるパートナー選びの決定打となります。

・法定検査を超えた第三者検査を実施し、客観的な品質を担保しているか。
・現場の整理整頓が徹底され、部材が大切に扱われているか。
・耐震等級3や高気密・高断熱を実現するための、丁寧な施工プロセスが見えるか。

実際の現場を体験し、作り手の姿勢を肌で感じることで、ご家族の未来を託せる家づくりが始まります。
家づくりにおける専門的な判断や、詳細な構造計算の結果などにつきましては、必ず建築士などの専門家や、信頼できる実務担当者に直接ご確認の上、検討を進めてください。

グラフやデータ資料を確認しながら、手帳にメモを取る家づくりの検討風景

家咲の施工エリアについて

家咲では、山口市を中心に、防府市、宇部市、美祢市、萩市等を主な施工エリアとしております。

事務所から、車で1時間圏内を主な商圏としているのは、暮らしの中で何かあった際に、すぐにお伺いできる距離感を大切にしているからです。私たちは「建てて終わり」ではなく、地域の皆様に寄り添い、住まいの成長を末永く一緒に見守り続けるパートナーでありたいと願っております。

<上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください>

もし実際の建築現場の見学や、家づくりの基本を学ぶ勉強会にご興味がございましたら、どうぞお気軽にお声がけください。理想の暮らしを整理できる場として、誠実にお手伝いさせていただきます。