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家咲のコーディネーターを担当している鴻池です。
「インスタで見つけた北欧の温もりも素敵だし、ホテルで見かけたモダンで凛とした空間にも憧れる」
家づくりという大きな夢を前にして、理想のイメージが次々と溢れてくるのは、それだけ新しい暮らしを大切に想っていらっしゃる証拠です。けれど、打合せが進むにつれて、
「どれも素敵で選べない」「全部取り入れたら、お家がバラバラになってしまいそう」と、
少し不安な気持ちになってしまうご夫婦も少なくありません。
心からリラックスできる住まいを形にするために大切なのは、
すべてを詰め込むことではなく、本当に大切にしたいものを見極める「引き算」の視点です。
今回は、コーディネートに迷ったときの心の整え方と、空間をふんわりと調和させるためのちょっとしたヒントをご紹介します。

この記事でお伝えしたいこと
〇「あれもこれも」と迷う心がすっと軽くなる、優先順位の付け方
〇 好きなものを詰め込んでも、不思議とスッキリまとまる「引き算」のコツ
〇 毎日を過ごす場所だからこそ妥協したくない、素材選びの安心基準
〇「自分たちらしさ」を大切にしながら、長く愛せる住まいを整えるヒント
「好き」を詰め込むと、なぜまとまらなくなってしまうの?
家づくりを始めると、SNSやカタログには心ときめく事例がたくさん並んでいます。
「このキッチンがおしゃれ」「このタイルの色味が絶妙」とお気に入りフォルダが埋まっていく時間は、お家づくりの中でも特に心が弾む瞬間です。

けれど、いざそれらを一つのお家にまとめようとすると、なぜか思い描いた雰囲気と違ってしまうことがあります。これは、それぞれの要素が主役を主張し合い、空間の中でのバランスが少しだけ崩れてしまうことが主な原因です。
例えば、ドラマチックな色柄の壁紙、デザイン性の高い照明器具、そして素材感の強い床材。それぞれが素晴らしい個性を放っているからこそ、すべてを同じ視界に入れてしまうと、お互いの良さを打ち消し合ってしまうことがあります。

視線の「居場所」を作ってあげること
家咲のコーディネートでは、お客様が「一番叶えたい景色」を主役として引き立て、他の要素を一歩引かせる「余白」を大切にしています。
すべての要望を均等に採用するのではなく、どこに視線を導くかを整理すること。
それが、毎日を過ごす場所としての「心地よさ」に繋がります。理想が多すぎて選べないと感じたときは、一度深呼吸をして、そのお部屋でどんな時間を過ごしたいか、静かにイメージを膨らませてみてください。
心地よさを引き出すための、3つのステップ
具体的な引き算の進め方について、私がお客様と一緒に楽しみながらお話ししている3つのステップをお伝えします。
ステップ①|「心の真ん中にある1点」を主役にする
まずは、その部屋に入ったときにパッと目に飛び込んでくる主役を一箇所だけ決めてみます。「このキッチンの前に立ったときに幸せを感じたい」「この作家さんの照明を一番きれいに見せたい」といった、胸が高鳴るような直感を大切にしてください。

軸が一つ決まると、周りの壁の色や、ドアのデザインなど、選ぶべき「脇役」たちが自然と決まっていきます。もし、どうしても諦めきれない主役候補がいくつもある場合は、お家全体に散りばめるのではなく、洗面室や寝室など、小さな空間ごとに主役を立ててあげると、お家の中にたくさんの「見どころ」が生まれます。
ステップ②|ベースの「色」と「質感」にルールを持たせる
お家全体、あるいはワンフロアの中で、ベースとなる色や素材を2〜3種類に絞り込むことが、統一感を生むためのおすすめの手順です。
「白・グレー・オークの木目」といったように、メインの色を3色程度に抑えてみましょう。
無垢の床の色を軸に据えたら、次はドアの取っ手や水栓といった細かいパーツの「素材感」を揃えてみてください。「マットな黒」や「温もりのある真鍮」などで統一するだけで、空間の質がぐっと上がります。

さらに、全体のトーンを「淡いニュアンスカラー」か「深みのある落ち着いた色」か、どちらかの世界観に寄せてみてください。
たとえ家具のデザインが少しずつ異なっていても、空間全体に穏やかな調和が生まれます。
豊かな光が差し込むお部屋を、より美しく見せるための大切なポイントです。
ステップ③|「何もしない」という美しさを取り入れる
「ここが空いているから、何か飾らなくては」と、空間を埋めることに意識が向いてしまうこともあるかもしれません。ですが、家咲が理想とするのは「住まう人の心が落ち着く空間」です。
何もない壁面や、スッキリとした床の余白があるからこそ、お気に入りの椅子や、窓から見える季節の移ろいが、何倍も美しく引き立ちます。
視覚的な雑音を減らすことで、そこを流れる空気そのものまでが澄んで感じられるようになり、お家が「ただそこにいるだけで癒やされる場所」に変わっていきます。
迷いの中に見つかる「自分たちらしさ」
コーディネートの打合せを重ねるうちに、「失敗したくない」という思いが強くなり、どこか世の中の「正解」を探してしまうことがあります。けれど、家づくりにたった一つの正解はありません。
あるのは、そこに住むご家族がどれだけ自分たちらしく、自然体でいられるかという答えだけです。

理想の奥にある「心地よさの源泉」を探る
もしご夫婦で意見が分かれたときは、デザインの優劣ではなく、「なぜそれに惹かれたのか」という心の動きを見つめてみてください。
「このタイルがいい」という言葉の裏には、「カフェのような非日常を味わいたい」という願いがあるかもしれません。
あるいは「この木の床にしたい」という想いには、「子供たちが裸足で気持ちよく過ごせる場所にしたい」という優しさが隠れているかもしれません。
表面的な装飾を整理していった先に残る「暮らしへの想い」こそが、引き算を成功へと導く一筋の光となります。
整理をお手伝いするパートナーとして
私の役割は、単に色見本をお見せすることではありません。皆さんの心の奥にある「大切にしたいこと」を丁寧に拾い上げ、一つの物語として繋ぎ直すお手伝いをすることです。
「これを全部伝えたらまとまらなくなるかも」と心配される必要はありません。
むしろ、たくさんお話しください。脈絡がないように思える「好き」の中にも、必ず一貫したキーワードが隠れています。それを一緒に見つけ出し、優先順位を整理していく時間は、私にとっても非常に幸せなひとときです。
まとめ:美しい暮らしは、大切に選ぶことから始まる
「好き」が溢れてしまうのは、それだけ新しい家での暮らしを愛おしく思っている証拠です。そのエネルギーを、本当に大切にしたい場所にそっと注いでみてください。
「一番の主役」を決めてそこから物語を始めてみること、色と質感にルールを作り空間をふんわり調和させること、そして余白を大切に暮らしの息遣いを感じる空間にすること。
この3つのエッセンスを意識するだけで、バラバラだったパズルのピースが、あなたらしい一つの絵として繋がり始めます。もし、コーディネートで迷ってしまったら、いつでも家咲の相談会や勉強会にいらしてください。
完成後のイメージが湧きやすい3Dパースや、空間のバランスを肌で感じられる模型なども使いながら、未来の暮らしを具体的にイメージできるよう、私たちがサポートします。
山口市で、何年経っても「この場所が一番落ち着くね」と微笑み合えるような住まいを、一緒にゆっくりと、大切に創り上げていきましょう。

家咲の施工エリアについて
家咲では、山口市を中心に、防府市、宇部市、美祢市、萩市などを主な施工エリアとしております。
迅速に駆けつけられる適切な距離感を保てるエリアに限定させていただいているのは、暮らしの中で何かあった際もすぐに対応でき、住まいの成長をご家族と一緒に見守り続けたいと考えているからです。
「建てて終わり」ではなく、地域に根ざした一生涯のパートナーとして、皆さまの新しい暮らしを全力でサポートいたします。 <上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください>
家づくりに関する小さな不安や、コーディネートのヒントなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。まずは、家咲の雰囲気を肌で感じていただける完成見学会や、お家づくりの基礎が楽しく学べる勉強会でお会いできるのを、スタッフ一同心よりお待ちしております。