こんにちは。家咲の古田です。
「チラシに載っていた坪単価で計算したのに、いざ見積もりを見たら予算を数百万単位でオーバーしていた……」
これ、実は家づくりを始めたばかりのご夫婦から一番多くいただくお悩みなんです。
住宅業界の「坪単価」には、実は統一された明確なルールがありません。
表面上の安さだけで会社を選んでしまうと、後から「え、これも別料金なの?」と驚くような、いわば“後出しジャンケン”のような状況になってしまうことも。
この記事では、そんな坪単価に隠された「カラクリ」を紐解き、山口市で賢く家づくりを進めるための正しい判断基準をお伝えします。

この記事を読めば、こんなことがわかります!
・坪単価の計算に含まれる面積や項目の「境界線」
・「坪50万円」と「坪80万円」の総額が逆転してしまう具体的な理由
・見積もりを比較する時に、プロが必ずチェックする5つのポイント
・山口市の相場を知り、予算オーバーを防いで安心して進める考え方
坪単価の計算に「決まり」がないという驚きの事実
家づくりを考え始めると、まず多くの方に目に入るのが「坪単価〇〇万円〜」という数字です。
でも、私たち住宅会社が使うこの言葉、実は算出方法が会社によってバラバラです。 例えば、坪単価を計算する際の「面積」の取り方。
・延床面積で割る会社(階段や吹き抜け、バルコニーを含まない面積)
・施工面積で割る会社(バルコニーや玄関ポーチなど、実際に工事する面積)

施工面積は延床面積よりも広くなるため、同じ本体価格でも、施工面積で割った方が坪単価はグッと安く見えます。また、照明器具やカーテン、屋外の給排水工事が含まれているかどうかも会社次第。 つまり、分母(面積)を大きく、分子(費用)を小さく見せれば、坪単価はいくらでも操作できてしまうのが現実です。
【具体例】「坪50万」と「坪80万」の家、総額を比べてみると?
では、なぜ坪単価が安いほうが最終的に高くなったり、同じ金額になったりするのでしょうか。
山口市の実情に合わせたリアルな比較を見てみましょう。
※あくまで全国的な幅を示す例として参考にしてください。
| 比較項目 | A社(坪50万円の家) | 家咲(坪80万円の家) |
| 表示坪単価 | 50万円 | 80万円 |
| 本体工事費(40坪) | 2,000万円 | 3,200万円 |
| 付帯工事費(※1) | 850万円(別途発生) | 込(または当初から提示) |
| 諸経費(※2) | 350万円(別途発生) | 込(または当初から提示) |
| 標準仕様の範囲 | 最低限(設備はオプション多) | 「すぐ住める」内容が標準 |
| 住宅性能 | 基準が不明確な場合も | 耐震等級3・断熱等級6 |
| 合計(税込総額) | 3,200万円〜 | 3,200万円〜 |
※1:屋外給排水、地盤補強、外構など。相場は総費用の15〜20%と言われます。
※2:登記、ローン手数料、火災保険、各種申請費用など。総費用の5〜10%が目安。

■A社のケース:後から増える「雪だるま式」の見積もり
坪50万円と謳っているA社の場合、提示されるのは「本体工事費」のみであることが多いです。
いざ契約に進もうとすると、地盤調査の結果や屋外の配管工事で数百万円、さらに住宅ローンの手数料や火災保険などの「諸経費」が加わり、さらに「標準仕様だと寂しいから」とカーテンや照明を足していくと……。 気づけば総額は家咲の見積もりと変わらなくなっている、という現象が起きます。
■家咲のケース:最初から「住める状態」を見据えた提案
家咲では、坪単価という断片的な数字ではなく、最初から「安心・安全に住める基準」を大切にしています。
全棟で「耐震等級3(許容応力度計算)」や「UA値0.46以下(断熱等級6)」という高い性能を確保。これは、一般的なZEH基準よりもさらに厳しい基準です。
さらに、照明器具やカーテンレール、エアコン設置用の配管など、他社ではオプションになりがちな「住み始めるために必要なもの」も必ず予算を事前に見ております。 最初から総額をイメージしやすいのが、家咲のスタイルです。

坪単価に含まれない「付帯工事費」と「諸経費」の正体
見積もりを正しく見るためには、家の本体価格以外の「2つの大きな塊」を知っておく必要があります。

1. 付帯工事費(総額の15〜20%)
土地の状況によって変動する費用です。古い家の解体、水道の引き込み、地盤補強、外構工事などがこれにあたります。 「坪単価に含まれていない」と聞き、500万円程度を予想していたら、山口県内の平均的な土地状況では700万円〜800万円ほどかかった、というケースも珍しくありません。
2. 諸経費(総額の5〜10%)
家を建てるための「手続き」にかかる費用です。住宅ローンの手数料、登記費用、建築確認の申請費用、火災保険料などが含まれます。
「本体+付帯」で予算ギリギリにしてしまうと、この数百万円の諸経費が重くのしかかってきます。
総額を把握するには、これらすべてを含めた「資金計画」が不可欠です。
迷わないための「標準」と「オプション」の考え方
注文住宅の醍醐味は自由に選べることですが、一からすべてを選ぶのはとても疲れてしまいますよね。そこで家咲では、プロの視点で「毎日ラクで、長く使える良いもの」を全棟標準でご準備しています。
家咲が大切にする「標準」の基準
1. 使いやすいこと:お掃除が簡単なシステムキッチンやシステムバス。
2. 見た目が整うこと:インテリアに馴染む素材や質感。
3. 長く安心できること:メンテナンスがしやすく、交換も容易な設計。

まずは標準で100%満足できる状態をベースにし、どうしてもこだわりたい場所(例えば、リビングの壁だけ塗り壁にしたい、など)にだけ、ピンポイントでオプションを足す。
そうすることで、予算を賢く、効果的に配分できるのです。
坪単価よりも「暮らしの総額」を見つめてほしい
家づくりで本当に大切なのは、建てる時の坪単価という「点」の数字ではなく、住み始めてからかかる費用も含めた「線」の計画です。
断熱性能が低い家は、夏も冬も冷暖房費がかさみ、結露によるカビや傷みで10年ごとに大きな修繕費用がかかるかもしれません。
一方で、家咲が標準とする「UA値0.46以下」の家は、山口市の気候において夏は涼しく冬は暖かい、省エネな暮らしを実現します。光熱費を抑えながら、快適に、健康的に過ごせる家。
どちらが本当の意味で「賢い買い物」でしょうか。
私たちは、30年、50年先のお客様の家計と笑顔を想像しながら、一棟一棟を設計しています。

見積もりを比較する際の5つのチェックポイント
最後に、複数の会社を比較する際に役立つチェックリストをまとめました。
ぜひ、この項目を担当者に質問してみてください。
1. 坪単価の計算基準は?(延床面積か、施工面積か)
2. 本体工事費に含まれる項目の範囲は?(照明、カーテン、エアコン配管、網戸などは入っているか)
3. 付帯工事費・諸経費の概算は入っているか?(「別途」という項目が多すぎないか)
4. 耐震性能・断熱性能の具体的な数値は?(耐震等級3は壁量計算か、それともより精緻な許容応力度計算か)
5. 標準仕様とオプションの境界線はどこか?(「標準でどこまで住める状態になるか」)
最後は、「納得のいく総額」を味方にしましょう
坪単価という魔法の数字に惑わされると、家づくりが「不安との戦い」になってしまいます。
大切なのは数字の低さを競うことではなく、ご家族が新しい家でどう暮らしたいか、そのために「全部でいくら必要なのか」という真実を知ることです。
私たちはその霧を晴らすお手伝いをしたいと考えています。
一つひとつの費用を紐解き、優先順位を整理して導き出した総額こそが、ご家族にとっての「安心の羅針盤」になるはずです。
家咲では、こうした基礎知識を学べる「家づくり勉強会」や、リアルな予算感を体感できる「完成見学会」を随時開催しています。ご夫婦で「納得感」を育む機会として、お気軽にご活用ください。

家咲の施工エリアについて
家咲では、山口市を中心に、防府市、宇部市、美祢市、萩市などを主な施工エリアとしております。
事務所から車で1時間圏内を主な商圏としているのは、迅速な対応で暮らしを守るパートナーでありたいと願っているからです。
「建てて終わり」ではない、住まいの成長を一緒に見守る地域密着の体制を整えています。
<上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください>
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