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【移住・子育て世帯注目】
萩市で注文住宅を建てる前に知っておきたい暮らしの実情とは?

【移住・子育て世帯注目】
萩市で注文住宅を建てる前に知っておきたい暮らしの実情とは?

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こんにちは。
山口市の工務店、家咲の代表を務めております古田です。

前回は「山口市」についてお伝えしましたが、今回は萩市での家づくりについてお伝えします。
萩市は、日本海に面した自然の豊かさと、城下町としての歴史的な景観、そして子育て世帯を支える独自の制度を併せ持つ街です。
とはいえ、市街地と郊外・旧町村部とでは暮らし方や土地の条件が大きく異なり、事前に知っておきたいポイントも少なくありません。
今回は、これから萩市で家づくりをご検討のご夫婦に向けて、暮らしの基盤や子育て支援制度、そして土地選びで押さえておきたいコツまで、順を追って詳しくお伝えします。
まずは街の実情を知ることから始めていきましょう。

山の上から見下ろす海沿いの街並みと広大な自然風景

萩市の暮らしの基盤 ― 城下町の景観と日本海に囲まれた生活圏

萩市は、毛利36万石の城下町として栄えた歴史的な町並みと、日本海や阿武川などの自然環境が身近にある街です。
市街地には生活に必要な機能がまとまっている一方、複数の町村が合併して広がった自治体のため、エリアによって暮らしの条件には差があります。

移動・アクセスの事情

萩市内には新幹線の駅がなく、遠方への移動は新山口駅や山口市方面まで車で出る場合が多くなります。
国道191号・262号などが市内の主要な移動路となっており、日常の移動は車が前提になる街といえます。
市街地は道路がまとまっている一方、須佐・むつみ・田万川・旭・川上といった郊外の地域では、通勤や通学、通院の移動距離が長くなる傾向があります。
ご夫婦それぞれの勤務先までの距離や、休日の外出のしやすさまで具体的にイメージしておくと、土地選びの判断がしやすくなります。
また、萩市街地は日本海沿いに位置し雪が積もることは比較的まれですが、須佐やむつみなど内陸部・山間部では、冬型の気圧配置が強まると20cmを超える積雪になることもあります。
エリアによっては、冬季にスタッドレスタイヤなどの備えをしておくと安心です。

のどかな田園風景と山並みに挟まれた道路を走る乗用車

教育・保育環境の広がり

小中学校は市内各所に配置されていますが、複数の町村が合併して広がった自治体という性格上、中心市街地に近い学区とそれ以外の学区とでは、通学路の距離感や送迎の負担が異なります。
郊外の学区では通学バスの利用や送迎の負担を前提に考える必要があります。
お子さまの成長にあわせて、進学先までの距離や通学手段まで見据えて検討することをおすすめします。

買い物・通院のしやすさ

市街地には商業施設や医療機関がまとまっており、車があれば日常の買い物にはほぼ困りません。
萩市民病院をはじめとした医療機関も市街地に集中しているため、郊外にお住まいの場合は、通院にかかる時間もあわせて考えておくと安心です。
候補地周辺は、平日と休日、時間帯を変えて実際に見ておくと、暮らし始めてからのギャップを減らせます。

広い駐車場を備えた平屋建てのスーパーマーケット店舗外観

歴史的景観と自然の近さ

堀内地区や平安古地区に代表される伝統的建造物群保存地区の町並み、笠山や日本海沿いの海岸線など、萩市には歴史と自然に触れられる環境が身近にあります。
休日に遠出をしなくても、散策や海辺での時間を楽しめることは、暮らしの満足度を支える要素の一つといえます。
市の東部・須佐地区には、国指定名勝・天然記念物で日本の地質百選にも選ばれている「須佐ホルンフェルス」があり、縞模様の断崖が広がる景勝地として知られています。
夏には、三方を山に囲まれた須佐湾で須佐湾大花火大会が開催され、山あいに音が響く独特の雰囲気が楽しめる行事として親しまれています。

白壁と瓦屋根の塀に挟まれた風情ある小道を歩くふたりの人物

萩市の子育て支援制度を詳しく知る

萩市でも、子育て世帯への経済的支援や相談体制の整備が進められています。
制度の内容や金額は変更されることがあるため、申請の際は必ず市の窓口や公式サイトで最新情報をご確認ください。

こども医療費助成(高校生等まで対象)

萩市の乳幼児・子ども医療費助成制度では、高校生等までのお子さまを対象に、保険診療による医療費の自己負担分が助成されています。
中学生までは所得制限がありませんが、高校生等については、税額控除前の市区町村民税所得割額が136,700円以下(父母合算)の世帯が対象です。
また、通院1医療機関あたり月1,000円、入院1医療機関あたり月2,000円の自己負担がある点は、事前に知っておきたいポイントです。
就職や婚姻等により保護者の扶養から外れた場合は対象外となるため、詳細は萩市子育て支援課などの窓口でご確認いただくと安心です。

保育料の無償化と近年の支援策

萩市では、第1子の年齢や世帯の所得にかかわらず、第2子以降の0~2歳児クラスの保育料を令和6年9月から無償化しています。
同一世帯の子どもが複数入所している場合、年齢の高い子ども(第1子扱い)の保育料は全額負担となる点にはご注意ください。
3~5歳児クラスについては、これとは別に国の幼児教育・保育の無償化制度がすべての世帯に適用されています。
こうした制度は、対象年齢や条件によって仕組みが分かれているため、資金計画に組み込む際は、最新の状況をご家庭のケースに照らして確認するとよいでしょう。

住宅街の歩道を手を繋いで歩く親子の後ろ姿

相談窓口と、そのほかの子育て支援

萩市には、妊娠期から子育て期までの相談に対応する「萩市こども家庭センターHAGU(はぐ)」が設置されており、子育て中の不安や悩みを相談できる体制が整っています。
また、就労要件を問わず柔軟に利用できる「こども誰でも通園制度」も、萩市で利用が始まっています。
未就園児がいるご家庭が、就労の有無にかかわらず一時的に子どもを預けられる選択肢として活用されています。
なお、物価高騰への対応として、令和7年度には子育て世帯向けの一時金が支給された例もありますが、これは期間限定の措置であり、常に実施されるものではありません。
資金計画を立てる際は、こうした制度の有無を最新の情報で確認しながら整理するとよいでしょう。

子育て相談窓口でパンフレットを前に相談を受ける女性

萩市で土地を探すときに知っておきたいこと

萩市は、城下町エリア・沿岸部・中山間の旧町村部で、土地の個性や価格帯に大きな幅があります。
暮らし方に合わせたエリア選びの視点が欠かせません。

エリアによって大きく異なる土地の個性

萩市の土地価格は、市内全体でみると坪単価7万円台という調査結果もありますが(2026年7月時点で確認できた不動産情報サイトの掲載データに基づく参考値)、実際の価格はエリアや前面道路の幅、形状などによって大きく変わります。
市街地や椿東・椿西といった沿岸部は生活利便性が高く、比較的まとまった広さの土地も見つけやすい一方、須佐・むつみ・田万川・旭・川上などの中山間地域では、価格を抑えつつ広い敷地を確保しやすい傾向があります。
どちらが良い悪いということではなく、通勤・通学の負担と、確保したい敷地の広さとのバランスをどう取るかが判断のポイントです。
また、堀内・平安古のように歴史的な町並みが残るエリアと、生活利便性を重視したエリアとでは、土地の雰囲気や暮らし方の想像のしやすさも異なります。
実際に候補地を歩いてみて、周辺の音や人通り、日当たりまで確認しておくと、契約後のイメージのずれを防ぎやすくなります。

緑豊かな田園風景に映える黒いガルバリウム屋根とウッドデッキのある平屋の外観

見落としやすい費用と注意点

伝統的建造物群保存地区やその周辺では、外観や高さに関する規制がかかる場合があり、設計の自由度に影響することがあります。
また、沿岸部や高低差のある土地では、地盤調査の結果によって地盤改良費や擁壁工事費が想定より高くなることもあります。
土地代以外にかかる付帯費用まで含めた総額を資金計画の段階で整理しておくと、契約後の想定外の出費を減らしやすくなります。
土地の資産性や将来の売却のしやすさは個別条件によって異なるため、断定は避け、専門家に確認しながら進めることをおすすめします。

建築予定地で測量機器や掘削機械を用いて行われる地盤調査作業の様子

移住・住宅関連の支援制度

萩市では、空き家情報バンクに登録された物件を活用した移住支援のほか、若者・子育て世代を対象に民間賃貸物件の家賃の一部を補助する制度など、移住や住まいづくりを後押しする仕組みが複数用意されています。
移住相談窓口「はぎポルト」では、空き家バンクの紹介だけでなく、地域の暮らしぶりや仕事探しまで含めた相談ができます。
このほかにも、住宅の仕様や世帯構成に応じて活用できる制度が存在する場合がありますが、対象要件や実施の有無は年度によって変わることがあります。
ご自身の家づくりでどの制度が活用できるかは、契約を検討している建築会社や市の窓口に直接確認しながら整理することをおすすめします。

日本庭園と木製の門扉を備えた落ち着きのある和風木造一戸建て住宅

家咲が萩市の家づくりで大切にしていること

家咲は、萩市の土地の個性とご家族の暮らしの希望を照らし合わせながら、無理のない家づくりを進めることを大切にしています。

地域密着だからこそできるサポート体制

家咲では、事務所から車で1時間圏内を主な施工エリアとしています。
エリアを広げすぎないことで、定期点検や万が一のトラブル時にも機動的に対応できる体制を整えています。
「建てて終わり」ではなく、お引き渡し後も長く付き合えるパートナーでありたいという考えから、あえてエリアを絞り込み、年間の建築棟数も限定しています。

萩市でよくある相談・工夫の実例

萩市でのご相談で特に多いのが、「海に近い土地なので、潮風や塩害への対策はどうすればよいか」というお声です。
外壁材や金物のグレード、換気計画の工夫次第で対応できる部分も多いため、土地の場所ごとに具体的な仕様をご提案しています。
また、堀内地区や平安古地区に近いエリアでは、「和の雰囲気を壊さない外観にしたい」というご要望もよくいただきます。
屋根の色や勾配、外壁の色味を周辺の町並みに合わせつつ、内部は現代的な暮らしやすさを両立させるご提案が多い点も、萩市ならではです。
さらに、須佐やむつみなど郊外にお住まいのご家族からは、「実家の敷地内、または近くに家を建てたい」というご相談も少なくありません。

瓦屋根と白い塗り壁に木目調のアクセントが映えるモダンな和風2階建て住宅

萩市での土地バンクの活用

萩市は、空き家や空き地の情報が地域ごとに点在しており、市街地・沿岸部・中山間地域で土地の探し方そのものが異なります。
家咲では、土地バンクの仕組みを使って情報を集めるだけでなく、伝統的建造物群保存地区にかかる規制の有無や、旧耐震基準の建物が残る土地の地盤状況まで、建築目線で早い段階から確認しています。
空き家を解体した更地や、親族から譲り受けた土地など、一般の売買情報に出てこない土地の相談も多いのが実情です。
そうした土地についても、法規制やインフラの状況を整理しながら、実現できる暮らしを一緒に考えるお手伝いをしています。

この記事のまとめ

城下町としての歴史ある町並み、日本海や阿武川がもたらす自然の豊かさ、そしてエリアによってまったく表情の異なる土地。
萩市での家づくりを考えるうえでは、この3つを切り離さずにセットで捉えることが大切です。
こども医療費助成や保育料の無償化といった制度は資金計画に、市街地・沿岸部・中山間地域それぞれの特性は土地選びに、それぞれ深く関わってきます。
特に萩市は、潮風への対策や伝統的な町並みとの調和など、ほかの地域にはない検討事項も出てきやすい街です。
だからこそ、情報を早めに集めておくことが、後悔の少ない家づくりにつながります。
まずは情報収集からで大丈夫です。
気になる点があれば、お気軽にご相談ください。

※本記事は2026年7月初旬時点で確認できた情報をもとに作成しています。
制度内容や金額、受付状況などは変更される場合がありますので、実際の申請・契約の際は最新情報をご確認ください。

引用元・参照元

・萩市ホームページ「乳幼児・子ども医療費助成制度」
https://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/35/h44361.html
・萩市ホームページ「第2子以降(0~2歳児)の保育料を無償化します」 https://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/35/h61484.html
・萩市ホームページ「乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)を開始します」 https://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/35/h69064.html
・萩市ホームページ「物価高対応子育て応援手当」(令和7年度補正予算に基づく期間限定の一時金であることの確認に使用)
https://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/35/h68174.html
・萩市ホームページ「子育て支援課」(萩市こども家庭センターHAGUに関する記載を含む) https://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/35/index-2.html
・萩市ホームページ「その他 応援・支援制度 等」(萩暮らし応援サイト/若者・子育て世代移住応援事業補助金等に関する記載を含む)
https://www.city.hagi.lg.jp/site/teijyu/list56-273.html
・山口県ホームページ「第2子以降の3歳未満児の保育料無償化について」(萩市の「0~2歳児クラス」という表記と同一制度であることの確認に使用)
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/51/268787.html
・SUUMO「萩市(山口県)の土地価格相場情報」
https://suumo.jp/tochi/soba/yamaguchi/sc_hagi/
・萩市ホームページ「須佐ホルンフェルス」(観光スポット紹介ページ) https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=1100198
・須佐おもてなし協会ホームページ(須佐湾大花火大会に関する記載の確認に使用)
https://kanko.susa.in/susa-kanko/
・気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」(萩市の積雪傾向の確認に使用) https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=81&prec_ch=%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%9C%8C&block_no=47754&block_ch=%E8%90%A9

よくある質問<FAQ>

Q1. 萩市のこども医療費助成は、自己負担がありますか?

A. はい。
通院1医療機関あたり月1,000円、入院1医療機関あたり月2,000円の自己負担があります(保険薬局については負担なし)。
高校生等については、世帯の所得割額に応じた要件もあるため、詳細は萩市子育て支援課でご確認ください。

Q2. 萩市内なら、どのエリアでも土地の価格や広さは同じですか?

A. いいえ、市街地・沿岸部・中山間の旧町村部で価格帯や広さの傾向は大きく異なります。
利便性を重視するか、敷地の広さを重視するかによって、選ぶエリアの傾向は変わってきます。

Q3. 保育料の無償化は、すべての年齢のお子さんが対象ですか?

A. 第1子の所得や年齢にかかわらず、第2子以降の0~2歳児クラスが無償化の対象です。
3~5歳児クラスは、これとは別に国の無償化制度がすべての世帯に適用されます。
同一世帯の入所状況によって扱いが変わるため、事前確認をおすすめします。

Q4. 伝統的建造物群保存地区の近くでも、自由に家を建てられますか?

A. 保存地区やその周辺では、外観や高さなどに関する規制がかかる場合があります。
土地を検討する段階で、対象エリアかどうかを自治体や建築会社に確認しておくと安心です。

Q5. 萩市で使える移住・住宅関連の補助金はありますか?

A. 空き家情報バンクを活用した改修費補助や、若者・子育て世代向けの家賃補助など、複数の制度が用意されています。
対象要件や実施状況は年度によって変わることがあるため、契約予定の建築会社や市の窓口に確認することをおすすめします。

家咲の施工エリアについて

弊社では、山口市を中心に、防府市、宇部市、美祢市、萩市等を主な施工エリアとし、事務所から車で1時間圏内を商圏としております。
施工可能エリアの詳細は、お気軽にお問い合わせください。

ご相談・お問い合わせについて

萩市での家づくりや土地探しについて、まずは情報収集からでも大丈夫です。
家づくり勉強会や個別相談、完成見学会など、無理なくご参加いただける機会をご用意しております。
気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。