BLOG+WORK
ブログと施工事例
土地のあれこれ
2021.06.30
同じ面積の土地でも、家のカタチは土地が決めてしまいます。
敷地面積が同じで、見た目にも変わらない土地でも、
立地によって様々な法律が決められているため、
建てられる家のカタチは変わってしまいます。
例えば、100坪の土地で建ぺい率が80%なら建築面積は最大80坪取れますが、
建ぺい率が60%なら60坪までしか建てられません。
その他にも、目の前の道路幅次第では2階建てが難しいなど条件があるので、
土地は広さだけではなく、各種法律を確認する必要があります。
用途土地:都市計画により建築できる建物の種類を定めた地域のこと。
全部で12種類あり、それぞれで建物の高さや種類などが決められている。
そもそも住宅が建てられない地域もある。
防火地域:市街地において火災の延焼を防ぐために指定された地域のこと。
おもに市街地の中心部や幹線道路沿いのエリアが指定されていて、
耐火建築物または準耐火建築物しか建てられない。
建ぺい率:敷地面積に対する建築面積(通常は1階の床面積)の割合のこと。
日照や通風、防火などのために、
建築する建物の建ぺい率は用途地域の種別などにより最高限度が制限されている。
容積率:敷地面積に対する延べ床面積の割合のこと。
用途地域の種別などにより定められた制限か、
敷地に接する道路の幅による制限のどちらか厳しいほうの数値が通用される。
道路幅員制限:敷地に接する道路の幅が4m未満の場合、
道路の中心から2mのところが敷地限界線になる。
この敷地限界線より道路側には家や門などの外構を建てることが出来ない。
道路斜線制限:道路を挟んだ反対側の建物の日照などを確保するための規制。
道路の反対側の境界線から上空に向かって
一定勾配で引いた斜線より下に、建物を建てる必要がある。
また、良い場所に安い土地を見つけたからといってすぐに購入してしまうと、
後で思わぬ出費が待っているかもしれません。
安い土地にはそれなりの理由があります。地盤が軟弱だったり、
擁壁(土留め)が必要など、改良に余計な費用が掛かる土地があるのです。
そのほかには借地権付きの土地や、地主が親子などの共有名義で持っている土地、
傾斜地にある土地、私道に下水道管を設置しなければならない土地などは、
価格が安くなる傾向があります。
土地探しはプロに同行してもらうと
事前にこうしたポイントを確認出来て安心です。(ㆁᴗㆁ✿)♪