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泥棒が狙いたいと思わない家

昔の家は玄関のカギなんてかけなかった・・・

近所にどんな人が住んでいるのかをしっかり把握していた時代は、そんな状態が当たり前だったとたびたび耳にすることがあります。

しかしながら、時代の経過とともに地域のコミュニティが希薄になってしまった現在ではこういうわけにはいかないのではないでしょうか?

それゆえ、毎日を安心して過ごしていくようにするためにも、昔に比べて、防犯対策を自分自身で万全にしておくことが家づくりでは欠かせない要素となります。

ありがちな一軒家を思い浮かべてください。

その家は、1階の日当たりが良い場所に大きな窓がありますね。
そこは、間違いなくリビングです。
裏に回って目線の高さに窓があれば、そこはキッチンです。
さらにキッチンから近い場所にある小さな窓はトイレや洗面、そしてお風呂に通じているでしょう。
丁寧に格子まで付けていてくれていれば100%確定です。

2階はベランダに面していくつか窓があり、そのうちどれかが主寝室であとは子ども部屋ですね。
そして、部屋とは高さが揃わない窓があればそこが間違いなく階段というわけです。

いくら、敷地がブロック塀やフェンスに囲まれているとはいえ、外から窓を見ただけで、こんなに簡単にある程度間取りが分かってしまう家は果たして防犯性の高い家と呼べるでしょうか?

意外と思いつかない防犯対策

では、玄関ドアを施錠することは当たり前として、他に、一体どのような防犯対策が考えられるでしょうか?


・防犯カメラを設置する。
・警備会社と契約をする。
・窓には強化ガラスを使う。
・玄関ドアのカギを何重にも設定する。
・敷地の塀を高くし有刺鉄線をつける。



このように、いくつかのアイデアは出てくることでしょう。
しかし、1つだけ意外と思い浮かばないアイデアがあります。


それは、そもそも “家の形を見直す” ということです。
例えば、外観から大きな窓を一切なくした家にすると、外から家の中を想像することが難しくなり、防犯性能を高めることができます。


もちろん、その分窓がなくなるというわけではなく、別の形で窓を作ることによって光や風の通り道はしっかりと確保しています。


大きな窓を外壁からなくしてしまえば敷地のブロックや植栽などによってそとからの視線を遮断する必要もなくなります。


つまり、外壁がそのまま塀の役割までも同時に果たしてくれるため、庭にかける無駄なコストを大幅にカットしてくれるというわけです。


また、余計なコストをかけてまでして家の防犯性を高める必要もなくなるため、その分もコストをカットすることができます。(ㆁᴗㆁ)♪