こんにちは、鴻池です。
毎年夏から秋にかけて、日本では台風が多くやってきます。
ニュースで「大型台風が接近しています」と耳にするたびに、ちょっと不安な気持ちになる方も多いのではないでしょうか。特に、賃貸アパートやマンションに住んでいると「自分の家ではないから、何を準備すればいいの?」と迷ってしまいますよね。
そこで今回は、日常の中でできるちょっとした工夫や備えをご紹介します。ほんの少し意識しておくだけで、いざというときの安心感がぐっと違ってきますよ。

1. 窓まわりのチェックは忘れずに
台風の強い風で一番心配なのが「窓ガラス」。飛んできた小石や枝で割れてしまうことがあります。
賃貸住宅では大がかりな工事はできませんが、できる対策はいくつかあります。
- カーテンやブラインドを閉めておく
万が一ガラスが割れても、飛び散るのを少しでも防いでくれます。 - 養生テープで補強する
窓ガラスに「×」や「井」マークを描くように貼ると、割れても飛散しにくくなります。ホームセンターや100円ショップでも手に入ります。 - 窓の鍵をしっかり閉める
強風で少しのすき間から雨が吹き込むことも。必ずチェックしておきましょう。
2. ベランダや玄関前はすっきり片づけ
ベランダに置いてある植木鉢や物干し竿、傘立ての傘などは、強風で飛ばされると危険です。
「これくらい大丈夫かな?」と思っていても、風の力は想像以上。普段は便利なものでも、台風のときには凶器になってしまうこともあります。
台風が近づいたら、
- 室内に入れられるものは入れる
- 入れられないものは、しっかり固定する
を心がけましょう。
玄関前に置いたスリッパや小物も、意外と飛ばされやすいので要注意です。
3. 停電に備えて準備しておくと安心
台風で電線に被害が出ると、停電が起こることもあります。
普段は電気が当たり前にある生活なので、真っ暗な部屋にいるとそれだけで不安になってしまいます。
停電に備えておすすめしたいのがこちら。
- 懐中電灯やランタン(スマホのライトも使えますが、電池を消耗するので専用のライトがあると安心)
- モバイルバッテリー(充電を満タンにしておく)
- そのまま食べられる非常食(缶詰・パン・ビスケットなど。火や水がなくても口にできるものがおすすめ)
少し多めに用意しておけば「停電してもなんとかなる」と思えるだけで気持ちが落ち着きます。
4. 情報を集める手段を確保しておく
台風が近づくと、テレビやネットで情報が流れますが、停電になると見られなくなることも。
そんなときに役立つのが ラジオ。スマホのアプリでも聴けますし、乾電池式の小さなラジオを持っておくと安心です。
また、避難が必要になる場合に備えて、自宅近くの避難所はどこか、家からどうやって行くかを、あらかじめ調べておくとスムーズです。
5. お風呂の水をためておく
停電が長引くと、断水になることもあります。そんなときに役立つのが「お風呂の水」。
台風が来る前に浴槽いっぱいに水をためておけば、トイレを流すのに使えますし、洗い物にも便利です。 飲み水とは別に「生活用水」を確保しておくことが、意外と大事なポイントです。
6. 気持ちの準備も忘れずに
防災というと物をそろえることに目が行きがちですが、「気持ちの準備」もとても大切です。
台風は何日も前から予報が出るので、あらかじめ「これをしたら安心」というリストを作っておくと、慌てずに行動できます。
たとえば…
- ベランダを片づける
- スマホとバッテリーを充電する
- 飲み水と非常食を確認する
- お風呂に水をためる
このくらいシンプルなもので大丈夫。冷蔵庫にメモを貼っておくのもおすすめです。
まとめ
台風は自然現象なので、避けることはできません。でも、ちょっとした準備や心がけで「怖い」から「備えているから大丈夫」に変えることができます。
特に賃貸アパートやマンションに住んでいる方は、できる範囲の対策で十分です。
「やっておいてよかった」と思えるように、今日から少しずつ準備を始めてみてくださいね。
そして、もし将来マイホームを建てることを考えるときには、「台風や地震にも強い家づくり」という選択肢もあります。家咲では、安心して暮らせる住まいづくりのお手伝いもしていますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。
皆さんが安心して台風シーズンを過ごせますように。